長男がASD+ADHD診断されるまで。

不登校

長男は、ASD(自閉症スペクトラム)+ADHDを7歳半頃に診断されました。
赤ちゃんの頃から「おや?」と思うことはありましたが、
生活に支障のないレベルだったので「まぁこんなもんか」と思っていました。

そして不登校になり、あまりの毎日のパニック状態に
親として何か出来ることのヒントが欲しくて
地元の発達外来を受診しました。

※我が子の場合で、私の考えになります。ご了承ください。

赤ちゃん~2歳くらいの頃

とにかく、私のそばを離れない子でした。
支援センターに行って何度かあったことのあるお友達がいても
私の膝の上から全く離れませんでした。

比較的静かな子だったと思います。
「この子は育てやすいね~」と色んな人から言われました。

しゃべり始めはとても早く、1歳半で2語文はっきりしゃべっていました。
「でんしゃ、かっこいー!」みたいな。
その反面歩くのはとても遅く、1歳健診時点ではつかまり立ちのみ。
「ご希望なら再検査できます」と連絡もありましたが、
「個性っしょ」と思ってスルーしました。
結果、歩きはじめは1歳半でした。
(大晦日にガキ使見てたら歩き出しました。あの時はびっくりしたなぁ笑)

この頃は電車が大好きで、
電車のシールをキレイに1列に並べたり、
プラレールをひたすら並べたり、
毎日電車の本を読まされDVDを見さされ、
写真を見れば電車の名前をカンペキに言えていました。
(今はあの頃はなんだったんだ?ってくらい電車への興味はゼロです。。。)

保育園の頃

仕事の都合で0歳10か月から預けていました。
朝泣くのは想定内。
赤ちゃんだし。

保育園では、担任の先生以外受け付けなかったみたいです。
他の先生が泣いてました(先生ごめん)

しかし、年長までずっと毎朝泣いてました。

そして歴代の先生に言われたのは
「物静かで優しい。」
「話をじっと聞いていられない」ということでした。

そして、とにかく心配性。
私も毎日怒っていました。。。。

発達外来。予約が取れるまでが長い

不登校になり、癇癪が多くなり、
もうどうしたらいいのか分からなくなり、
なんでもいいから解決の糸口が欲しいと
市役所に相談して色々話した中で「なんか、発達とかも診断したほうがいいのなぁ…」とつぶやくと
「気になることは、潰していったらいいんじゃないかな」と
地元の児童精神科を教えてくれました。

直ぐに電話するも「予約は最短で3か月後となります」と…。

なっが!!!!!!!!!!!!と思いましたが、
ここで「じゃ、いいです」とすることもできないので3か月後に予約をしました。

ちなみに、県外の友人に聞いたところ
「短いね、うち半年待ちだったよ」とのこと。

うん、恵まれていた方なのね。。。
「なっが!」とか思ってごめんなさい…

診察が始まる

まずは親からのヒアリング。
・赤ちゃんの頃の話
・好きなことや苦手なことなど、
「こういったことはありましたか?」みたいな質問にひたすら答えました。

そして別日に子どもの知能テスト(”WISC”という名称らしい)や運動テストなど。

複数回のヒアリングを経て、診断書を貰います。
(この診断書は有料で、10,000円でした。)

長男は先述した通り、ASD+ADHD。
・耳から聞いたことの理解値が低い
・座ってはいられるが、終始もぞもぞしている
・こだわりが強く、急な予定変更があると癇癪を起す
・いつもと違うことが苦手
・感情コントロールが苦手

この5点が特に目立つことでした。

診断結果は学校と家族以外には言わない方がいいと言われました。
(個人情報だから、無駄に広められたりするかもしれないから。だそうです)

診断を受けて

正直、ほっとしました。
発達障害という原因が分かったので、
「どうすればいいのか」を専門的にアドバイスもらえるようになったからです。

ただ、既に二次障がいである「自己肯定感の低下」が発生しているそうで、
これは生活の中で起こりうると言われたので
私の沸点の低い性格がいけなかったのだと反省しました。

思い返せば「なんでこんなこともできないの!」とか怒鳴ったなぁ…
申し訳ない事したなぁ。。。

自己肯定感を高めるには、「褒め」が大事と言われました。

褒め方のセミナーを受け、
受けた直後は細かい部分も褒めたりできるんですが、
時間が経つと忘れちゃうんですよね。

イライラが収まらなくて、怒鳴ってしまうことも何度もありました。

やばいな、と思ったら、赤ちゃんの頃の写真を見たり
診断書を見て「これは病気のせいなんだ。長男のせいじゃないんだ」と自分に言い聞かせます。

医師に言われたこと

「誰しもこういった特性を持っている。
 これが生活に支障が出てしまうから障がいと呼ばれているけど、
 個性のひとつでもある」と。

「個性」と言われてもピンときませんでした。

これまで私は、いわゆる「普通」を最も大事にしてきたから。

普通に学校行って、普通に就職して、普通に結婚して…
流れるままに、皆と同じように、はみ出さないように生きていたと思います。

けど、息子の不登校や診断を受けて、
「普通」ってなんだっけ?と考えるようになりました。

大切なのは、息子が、私たちが笑顔で生きていけること。
そのために何をしなければいけないのか?
何をすればいいのか?

そんなことばかり考えています。

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